ボリビアの独立

ボリビアの独立183周年を祝うBolivia de Fiestaに行ってきた。本当の独立記念日は8月6日、日本では広島原爆記念日(うちの相方はいろんな含みで「1st国辱節」と呼んでいる、ちなみに国辱節の数はこのところ増える一方)なんだけどイベントがあったのは昨日。このイベントでチチカカ関が民族舞踊のカポラーレスを踊るぜ、カッコいい俺様を存分に楽しむがいい!ってことでご招待を受ける。

 

民族衣装って偉大。あの見事なメタボっ腹はどこへいったのかと思うぐらい見事に隠蔽されていて・・・じゃなくて似合うんだよな、やっぱり。それはやはり向こうとて同じことらしく、いかにバリバリ日系人の女の子でも、キモノを着るとやっぱり何かが違うんだと。


4歳の女の子。彼女のパパはボリビアーノでママは日本人。

 

ものすごく利発なかわいい子で、彼女はどうやらチチカカ関のことが大好きらしい。

 

わたしとチチカカ関が一緒にいるところにやってきて、いきなり「あなた妹?」と聞いてきた。どうも一発牽制された模様。ドイツイタリア系移民3代目の彼と、どう見ても日本人です、どうもありがとうございましたのわたしと(しかもこっちの方が14歳年上である)ではどう見たところで血縁なぞありえねー!なんてもんだ。「まだ4歳だからわからないんだよ」とチチカカ関は言っていたが、わたしは違うと思った。

 

彼女はボリビア人と日本人との間に生まれた子で、彼女のきょうだいはもろに日本人顔だったりする(肌の感じはなぜかコーカソイド系なのに)。もちろん南米は混血がずいぶん進んでいるところであるので、ちょっと見ただけではインディヘナっぽくても、実はいろんな人種の遺伝子が入ってたりする。そして何かのときにいきなり表現形としてでてきたりするわけで。彼女にとっては顔立ちや皮膚の色で違いを判断しないのが当たり前の日常を送っているんだなあ、と思ったんである。わたしが南米で感じた、アフリカの時とはまた違う居心地のよさっていうのは、こういうところだったんだろうなあ、なんて思った。